「辛口美容ライターREIKO」の美容コラム

幹細胞コスメ

幹細胞の”植物由来”と”動物由来”、”ヒト由来”ってどう違うの?

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医療現場から美容まで、細胞の再生という可能性を広げる幹細胞――でもこの幹細胞には、実は「植物由来」と「動物由来」「ヒト由来」の3種類があるって、ご存じでしたか?

植物由来幹細胞

植物もまたヒトと同じく、傷ついた細胞を再生させる幹細胞を持っています。その中でもここ最近、最新美容のトピックスとして話題になっているのが、「ウトビラー・スパトラウバー(Uttwiler Spätlauber)」というリンゴの幹細胞。

ウトビラー・スパトラウバーは18世紀中期スイスで、「長期保存が可能なリンゴ」として品種改良されたモノ。4ヶ月間腐ることがないため、「奇跡のリンゴ」とも呼ばれているんですよ!

味が酸っぱいために生産量がごくわずかになってしまっていたウトビラー・スパトラウバーですが、研究者がその抗老化力に着目し、リンゴ幹細胞を化粧品に応用することに成功。人工培養によって広まりつつありますが、まだまだこのリンゴ幹細胞エキスは希少価値の高い美容成分なんです。

その他にも、モロッコの砂漠地帯に生える「アルガンツリー」という樹木の芽から採取したアルガン幹細胞エキスやバラの幹細胞エキスなどが、代表的な植物由来成分として挙げられます。

動物由来の幹細胞

動物由来の幹細胞としては、幼羊の毛根、もしくは羊のプラセンタ(胎盤)から採取されたものがあります。羊の幹細胞は他の動物由来のものに比べてヒトの皮膚幹細胞と構造が似ているので肌になじみやすく、安全性も比較的高いと言われているんです。

でもですね、やっぱり動物由来の幹細胞エキスは体質により拒絶反応を起こす懸念があり、また植物由来と比べれば安全性が心配されているんですよね。

ヒト由来幹細胞

ヒトの身体にはあらゆる部分に幹細胞が存在します。しかし現在、医療や美容業界で使用されているのは「脂肪由来幹細胞」なんです。

脂肪由来幹細胞とは、ヒトの皮下脂肪から採取されたモノ。ある特定の細胞になることができる種類の幹細胞です。実際にこの脂肪由来幹細胞を使って、糖尿病や脳梗塞などの疾患治療が行われているんですよ!

現在コスメには、脂肪由来幹細胞そのものではなくて、その「培養液」が使用されています。培養液においてもアンチエイジング効果の高い成分が豊富に含まれています。しかし倫理面などにおいて、化粧品への利用に対して疑問視する声がまだまだあるとのこと。このあたりの問題は「即解決」、という訳にはいかないですよね。

それはなに由来の幹細胞?

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幹細胞を使った美容施行やコスメは、これからますます認知度を高めるでしょう。しかし安易に使用する前に、その幹細胞は「なに由来」なのかをご自身でチェックし、安全性と効果の面できちんと納得したうえで試してみてくださいね!