「辛口美容ライターREIKO」の美容コラム

幹細胞コスメ

アンチエイジング成分「プラセンタ」。幹細胞との関係は?

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シワやたるみなどのエイジング対策として、一般的にも広く認知されている美容成分「プラセンタ」。ドラッグストアなどを見渡せば、多くのスキンケア・アイテムのパッケージに表示されているので、お肌に良いという印象はありますよね。しかし実際にどのような機能によって、美肌に導いてくれるのか知りたくはないですか?

そもそもプラセンタって?

まずプラセンタ(Placenta)とは「胎盤」の英語表記なんです。

受精卵が子宮内に着床すると、「胎芽」という胎児の原型のようなものが作られます(妊娠8週以降から「胎児」と呼びます)。また受精卵が着床した際、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌されることで、「絨毛」という複数の突起が作られます。その突起の一部が子宮内膜に向かって伸び、子宮内膜の一部と結合し、胎盤となります。同時に胎盤と胎児をつなぐ「へその緒」も形成されます。

胎盤とは母体と胎児をつなぎ、母体の妊娠持続を助け、胎児にさまざまな栄養素を与え育てる器官のこと。さらには胎児の細胞分裂を促す成分も生産・供給しているため、細胞活性化に有効な成分が豊富なことは明らかですよね。

プラセンタがもつ成分と特殊幹細胞

美容液やサプリメント、注射液などになっているプラセンタは、もちろん胎盤そのものではなく「抽出エキス」のことです。しかしそのエキスだけでも、ビタミン、ミネラル、タンパク質、アミノ酸といった成分の他に、細胞活性化に欠かせない成長因子や抗酸化酵素、コラーゲンやヒアルロン酸など、体や肌を健康に保つために重要な要素が多く含まれているんです!

さらに、胎児の成長に多大な働きをしているプラセンタに2002年、特殊幹細胞が発見されました! この幹細胞は「体の全ての器官の細胞を増殖できる機能」を持っています。だから美容面でいえば、お肌の細胞を活性化させるアンチエイジング(抗老化)効果が期待されています。

美容におけるプラセンタと幹細胞培養液

プラセンタには豚由来、馬由来などの種類があります(牛由来のものは狂牛病問題により2000年以降使用禁止)。またヒト由来のものは医療機関のみの使用となっています。

※ちなみに「植物性プラセンタ」もあるんですが、これは植物(代表例は大豆由来)から採られた「プラセンタ=胚」のことを指します。そのため厳密には、植物性のものは(胎盤という意味では)プラセンタではありません。

現在、美容目的で使用されているプラセンタは動物性ですが、動物由来のプラセンタは安全面から加熱処理がなされています。しかし本来プラセンタに豊富に含まれている酵素や成長因子などは、その熱処理によって機能が低下もしくは完全に消失してしまうんです。

そこでプラセンタの代わりとして注目されているのが、幹細胞培養液を使った新たな美容法。幹細胞培養液の場合は熱処理を行わないため、プラセンタと同じく含む酵素や成長因子などの働きを損なわずに利用することができるからなんです!

目的に合わせて効率よく

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プラセンタと幹細胞培養液、どちらも全く同じ成分や働きがある訳ではありません(当然ですが製品によっても効果の差はあります)。そのため目的に合わせて使い分けたり併用するなどして、両者の有効成分を効率よく取り入れてみてはいかがでしょうか。